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    更新日 : 2024年05月17日

    更新日 : 2024年05月17日

    値段だけで業者を選んでいませんか?外壁塗装の費用相場と見積もり時のチェックポイント

     外壁リフォームの一環としての塗装工事は、お住まいの外観の美しさを向上させるための重要なプロジェクトです。美しい仕上がりを期待しながらも、

     「費用をなるべく節約したい」

     「できるだけ安い価格で工事を受けたい」

     と考えるのは当然のことです。

     ただし、無理な値切りや安価な工事代に引かれて契約することは、外壁塗装の品質低下に繋がる危険があるため、お勧めできません。この記事では、外壁塗装工事の価格相場や仕組みに触れながら、「価格だけで業者を選ぶこと」の危険性について詳細に解説していきます。

    外壁塗装の価格はどのように決まる?

     一見同じように見える外壁塗装であっても、どれも同じではありません。カラーが異なるだけでなく、塗料の種類によってもさまざまな違いがあります。全体的に、耐久性が高くなるほど塗料の価格も上がる傾向があるため、費用を抑えながら外壁塗装したい方と高くても長持ちするものを選びたい方とでは、おすすめする塗料が変わってきます。
     外壁塗装にかかる費用について、金額だけを見てお得であるとか損をしたとか安易に判断できないのは、こういった理由があるからです。これを理解したうえで、見積額が妥当であるのか高すぎるのかご検討いただければと思います。まずは、費用を大きく左右するポイントについてご説明します。

    外壁塗装の価格相場を知ることは検討時の手助けになります!

    外壁塗装の価格は塗料と面積、下地で変わる

     豊富な種類がある塗料の中から、どれを選ぶかによって金額は大きく変わってきます。また、塗装面積が広くなれば、その分塗料の量も増えるので費用もアップします。ほかにも、外壁(下地)の状態によっても違いがあり、傷みが進んでいるほど手間がかかるため費用が高くなります。

    塗料のグレードによって変わる

     全体的に、耐用年数が長いほどグレードが高くなり、価格もアップします。たとえば、安価な塗料であるアクリル塗料は、耐用年数も短く5~8年後に次回の塗装が必要になるタイミングになります。無機塗料は高額ではありますが、耐用年数が15~25年と大変長く、一度塗装したら長期間塗装する必要がありません。もちろんどの塗料も品質が良いものではありますが、耐用年数の違いが大きいため、じっくりと検討して判断してください。

    塗料のグレードと金額・耐用年数は比例します

     外壁塗装で用いられる塗料の耐用年数は以下のとおりです。

    (※表示の耐用年数は目安です。環境や立地条件で変わります。)

    アクリル塗料…耐用年数5~8年
    ウレタン塗料…耐用年数7~10年
    シリコン塗料…耐用年数10~13年
    ラジカル塗料…耐用年数12~15年
    フッ素系塗料…耐用年数13~15年
    無 機 塗 料…耐用年数15~25年
    塗料の耐用年数と価格は比例している

    塗装面積は、同じ坪数でもつくりによって異なる

     前述したように、塗装を行う面積によって費用が異なってくるのですが、ここで注意したいことがあります。それは、家の延床面積と塗装面積が異なる点です。外壁塗装を依頼する場合、業者からおおよその費用として、単価と坪数から計算された金額を出されることがあるかと思います。その後正確な塗装面積によって費用が算出された際に、先に提示されていた金額と異なることもあり戸惑う方もいるようです。これは、同じ坪数であっても塗装面積が違うことが理由です。

    坪数が同じでも形により塗装面積は異なる

     たとえば、同じ面積の建物であっても、外壁の面積や塗装面積が異なることがあります。窓が多い場合と少ない場合とでも、当然塗装面積に違いが出てきます。特に、形状が複雑になっている建物の場合は、想像していたよりも塗装面積が広いことが多いようです。

    外壁面積が同じでも窓が多い、少ないなどで塗装面積も異なる

    外壁の状態でも価格は変わる

     あまり劣化が進んでいない外壁と、傷みが激しい外壁を比較すると、傷みが激しいほうが費用も高くなります。これは、塗装する前におこなわれる下地処理に手間がかかることが理由です。高圧洗浄できれいにした後、古い塗膜や錆びを取り除くケレン作業がおこなわれます。次に、外壁の破損部分の補修やコーキングなどをおこない、いよいよ塗装となります。
     下地処理がきちんとおこなわれていないと、仕上がりに影響するだけでなく、塗装の持ちが悪くなるといったデメリットもあるため、丁寧におこなう必要があります。劣化が進んだ外壁は、どうしてもこの工程に時間がかかるため費用が高くなります。

    外壁の状態や傷み具合でも料金が変わります
    外壁塗装費用の目安

     外壁塗装費用の目安は以下の通りです。

    20坪の家…50~80万円
    30坪の家…70~100万円

     先にご紹介しているように、延床面積と塗装面積は異なるため一概には言えませんが、おおよその目安として覚えておいてください。日本家屋の多くが、20~30坪だと言われているので、費用はおよそ50~100万円程度です。

    外壁塗装費用の相場価格+屋根塗装を同時に行う場合

     「塗料の耐用年数が短くてもいいので費用を抑えたい」「高機能な塗料を使ってみたい」といったお客様のご希望に応じても価格は変動します。

     また、外壁が窯業系サイディングの場合は、モルタル外壁よりもシーリングの使用量が多いので費用が高くなります。ほかにも、軒天や雨樋、雨戸、破風板など付帯部の塗装が必要な場合もあります。これらについては、先にご紹介した外壁塗装費用の相場には含まれていません。外壁塗装と併せて屋根塗装される方も多いのですが、この場合はその費用も必要になります。屋根塗装のタイミングが近い方は、可能であれば一緒におこなうことをおすすめします。一緒におこなうことで、それぞれの塗装に必要となる足場代が一回分で済むからです。

      街の外壁塗装やさんでは付帯部分が含まれたプランなども用意しているので、ご希望に合わせて選ぶことができます。

    街の外壁塗装やさんでは付帯部も合わせた外壁塗装プランもご用意しています

    外壁塗装費用の実例

    <実例①>

    施工前
    葺き替え前の屋根

    施工後
    葺き替え後の屋根
    施工内容 外壁塗装
    建  坪 32坪
    費  用 70万円
    ブルーシートで養生している様子
    軒天を塗装している様子

     こちらは、築年数12年のお住まいです。色あせが気になってきたということでご相談を受けました。外壁、併せて破風や軒天などの付帯部も塗装いたしました。

    外壁を塗装する様子
    外壁を塗装する様子

     外壁に使用した塗料は、密着性に優れた「クリーンマイルドシリコン」です。コーナーのブリックストーン部分も丁寧に仕上げました。

     

    <実例②>

    施工前
    葺き替え前の屋根

    施工後
    葺き替え後の屋根
    施工内容 外壁塗装
    建  坪 40坪
    費  用 120万円
    屋根を洗浄する様子
    外壁を洗浄する様子

     シーリングの劣化が気になり外壁塗装がしたいとのことでしたが、せっかく足場を仮設するので屋根塗装も併せてご依頼いただきました。

    細かい隙間に塗装する様子
    外壁を塗装する様子

     外壁に細かいくぼみがあったため、丁寧に洗浄しました。お客様が選ばれた塗料は、汚れに強い「ナノコンポジットW」です。無機物質とシリコン樹脂のハイブリット塗料です。

    お得に外壁塗装をするには?

     塗料の種類と塗装面積によって、外壁塗装のおおよその費用が決まります。そのうえで、お得に塗装するためのいくつかのポイントがあるのでご紹介します。

    相見積もりで適正価格を知る

     初めて外壁塗装をおこなう方は、適正価格が分からないことも多いでしょう。また、すでに外壁塗装の経験がある方でも、過去の塗装費用について疑問が残っている方もいるかもしれません。塗装する際は、是非相見積もりを取り寄せてみてください。相見積もりとは、いくつかの業者に見積もりを出してもらうことです。これがあれば、適正価格を知ることができるほか、業者選びの参考になります。

    外壁塗装価格の決定する項目

     外壁塗装したお知り合いから費用について聞くこともできるのですが、あまり参考にすることができません。なぜなら、建物の面積や塗料の種類、建物の傷み具合などによって大きな差があるからです。

    お得な塗装工事のポイント!相見積もりで適正価格を知る

    屋根塗装や他の工事も同時におこない足場代を節約する

     初めて屋根や外壁の塗装をおこなう方のなかには、足場代が高額であることにおどろく方もいるようです。建物の大きさや周辺の環境などによって異なりますが、20万円前後という費用感です。そのため、いかに足場代を抑えてお住まいの問題を解決するかといったことも、お得に塗装するコツと言えるでしょう。

    お得な塗装工事のポイント!工事をまとめて行なうことで足場代節約

     現在、屋根塗装をはじめ、屋根や雨樋などの付帯部の工事を検討されている方は、まとめておこなうのがおすすめです。併せておこなうことで、足場代を節約できるからです。近い将来メンテナンスが必要になるところが外壁以外にないか点検してもらうことで、外壁塗装を相談する際に併せて依頼することもできます。街の外壁塗装やさんでは、外壁はもちろん、屋根や雨樋などの問題も併せてご相談をお受けしております。

    直接施工の業者に依頼する

     外壁塗装に対応している会社がたくさんありますが、お得に施工したいなら、直接施工が可能な業者がおすすめです。
     ハウスメーカーや工務店なども外壁塗装をおこなっていますが、実際に工事をおこなうのは下請け業者です。

    中間マージンが発生しないので直接業者に依頼したほうがお得!

    「お客様 ⇔ ハウスメーカー(工務店) ⇔ 施工業者」
     このように、実際に工事をするまで複数の会社が間に入ることになるので、中間マージンが発生します。
     その点、直接施工の業者であれば自社の職人が工事をおこなうことになるため、中間マージンも仲介手数料も発生しません。
    「お客様⇔施工会社」
     さまざまな手数料を省いて工事ができるため、お得に外壁塗装ができるのです。

     

     また、直接施工の業者に依頼するメリットは他にもあります。外壁塗装の最中や塗装後に何か気になることがあった場合、相談しやすいのも良いところです。責任の所在がはっきりしているので、迅速に対応してくれるのも魅力です。信頼できる良い業者であれば、実際に工事をおこなう職人のマナーも徹底されているので、気持ち良く進めていくことができるでしょう。

     外壁塗装専門業者の中には、広告費をかけているところもあります。また、お客様からのご紹介などを中心としている地元の業者などもありますが、こういった業者は広告宣伝費のコストを減らすことができるので、お客様へのご負担を減らすことができます。その結果、低料金でより良い品質のサービスを提供することができます。

    お得な塗装工事のポイント!直接施工の業者に依頼する

    外壁塗装をもっと安く?見積もり時の注意点

     できるだけ安く外壁塗装がしたいという気持ちは理解できます。しかしながら、安さだけを追求してしまうと、予想外のトラブルが起こることもあるので注意が必要です。工事が終わってから後悔しないよう、見積もりの際に知っておきたいチェックポイントについてご紹介します。

    無理な値引きは危険

     見積書を作成する場合、建物の状況を確認したうえでお客様のご要望に合わせた適切な施工方法の金額を提示します。しかしながら、必要以上に値引き要求をしてしまうと、当初予定していた作業人員を減らしたり、工程を簡略化してしまったり…といった恐れが出てきてしまいます。無理な要求した結果、不満の残る仕上がりになってしまうという可能性もありますので、無理な値引きは避けることをおすすめします。

    無理な値引き交渉はやめましょう!
    無理な値引きは危険!品質を落としかねない

     外壁塗装は、大切なお住まいを守るためにおこなうものです。コストダウンにばかり注目していては、本来一番力を入れるべきところを間違えてしまいます。信頼できる業者を慎重に選び、あくまでも相談という形で安く仕上げる方法を提示してもらうのは良いですが、安くすることだけを要求するのは良い方法とは言えません。

     どうしても安くしたいとお考えなら、塗料のグレードを下げることも検討してみてはいかがでしょうか。ただし、耐用年数が短くなるため慎重にご検討ください。

    格安業者、大幅な値引きをする業者には注意

     いわゆる格安業者が、大幅な値引きを提示していることもあります。「キャンペーン」「格安」「値引き」などの聞こえの良い言葉を並べる営業を耳にすることもあるかもしれません。安く外壁塗装ができるのは確かに魅力的に感じられますが、こういった業者には注意が必要です。なぜなら、なかには良い業者だけでなく、信頼できない業者も存在しているからです。

    本来必要な工程をカットされる
    極端に安い塗料を使われる
    乾燥時間が短く質の悪い仕上がりになる
    短期間で工事をして人件費を削っている

    などの危険性があるため、慎重に検討する必要があります。

    格安業者、大幅な値引きをする業者は要注意!!
    格安業者、大幅な値引きをする業者は要注意!!
    極端に安い塗料を使われる

     外壁塗装は、ただ塗料を塗ればよいというものではありません。それぞれの現場の状態や天候などさまざまな角度から見て、適切な施工をおこなう必要があります。カットして良い工程もなければ、品質に疑問が残るような塗料を使って良いわけでもありません。また、乾燥時間を無理やり短くしたり、あまりにも短い期間で塗装できたりするわけでもありません。

     適正価格よりも大幅な値引きをしている場合は、安心できない理由がある可能性があることも知っておきましょう。

    見積書の書き方も要チェック

     良い業者を選ぶために、見積書の書き方にも注目してみましょう。


     見積書は、会社ごとに記載形式が異なりますが、多くの会社ではお客様が分かりやすいように詳細も載っています。しかしながら、なかには「一式」と記載して詳細がない見積書を出すところもあります。このように記載されてしまうと、どんな塗料を選んだのか、どのような工事をしたのかといったことが分かりません。また、本当に適正価格なのか確認することも不可能です。

     詳細が記載されている見積書であれば、内容を確認することができるほか、万が一約束と違っていた場合も気づくことができます。使用する塗料名、塗料の単価、塗装面積(塗装箇所)、工程ごとの工事内容などがきちんと書かれているかチェックしてください。また、足場代の記載についても確認しましょう。記載がない場合は、ほかの項目に費用が上乗せされていたり、手抜き工事がされてしまったりする可能性があるからです。

    見積書に内容の詳細までしっかりと記載
    見積書に「一式○○円」と大雑把な記載

    塗料のグレードは慎重に検討する

     前述したように、塗料はグレードで分類されていて、グレードが低いものは費用を抑えられますが、相応に耐用年数が短く、長期的に考えると却って費用がかかる場合があります。できるだけ費用を抑えたいという方には、ウレタン塗装など安価なものでも良いですが、早ければ5年で寿命がきます。寿命がくればまた塗装が必要になるため、長い目で見ると費用が嵩んでしまうことになります。フッ素系塗料は高額ではありますが、一度塗装すれば13~15年持つので塗装頻度を抑えられます。その結果、塗装にかける費用が安くなります。

    フッ素塗料なら塗り替え回数を減らしてトータルコストを抑えられる

     塗装に対する考え方は人それぞれなので一概には言えませんが、長期的に見た費用を抑えたい方や、塗装する際のわずらわしさをできるだけ避けたい方には、高額でも長持ちする塗料を使用することをおすすめします

    安くてできる外壁塗装のためには金額以外にも目を向けて業者選びを

     外壁塗装に大切なことは、希望に合った塗料を選ぶことと、腕の良い職人に施工してもらうことです。どちらか一方が欠けていては、安心できる外壁塗装ができません。費用面も確かに気になるところではありますが、大切なお住まいを守るためにおこなう工事なので、是非信頼できる実績豊富な業者に依頼しましょう


     また、問い合わせから工事が終わるまで、何度も相談することが予想されますので、担当者の対応にも注目してください。

    しっかり家全体をチェックしてくれたか
    専門的な情報を分かりやすく説明してくれたか
    迅速で誠実な受け答えをしてくれたか
    アフターメンテナンス、施工保証はあるか

     一般の方が塗装についてあまり知識がないのは当然のことです。そのため、相談しやすくて、分かりやすい説明と回答をしてくれるかどうかもポイントになります。

    金額だけでなく見積書の記載内容や担当者の対応なども業者を選ぶポイントです!

     街の外壁塗装やさんでは、お住まい全体をしっかり点検し、お客様のご要望をお伺いしたうえで最適なプランをご提案いたします。点検~お見積りの作成まで、無料で承っておりますので、ぜひご活用ください。相見積もりも歓迎です。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問合せください。

    街の外壁塗装やさんではお住まい全体を点検、最適な補修をご提案!
    値段だけで業者を選んでいませんか?
    外壁塗装の費用相場と見積もり時のチェックポイントのまとめ
    • • 安易な値引きは要注意!仕上がりに不満が残る可能性があります

    • • 価格相場を知っておくことで適正価格かどうか判断できます

    • • 外壁塗装費用の大部分は塗装面積と塗料のグレードで左右されます

    • • お得に工事するためのポイントは「相見積もりを取る」「足場が必要な工事はまとめて行う」「直接施工の業者に依頼」

    • • 金額だけでなく、見積りの記載内容や業者の対応、施工保証やアフターメンテナンスまで含めて業者を検討しましょう

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